「子供のやる気」について 師匠の言葉
- 塾長 三角
- 2018年4月24日
- 読了時間: 3分
更新日:2018年5月6日
塾長として、また2人の子供の親として、子供のやる気を継続させることは本当に難しいと日々実感しています。
先日も、「先生、無理、、、」
といって生徒が かたまってしまいました。
「このままでは、まずい・・・」
そうだ! と、先日仕入れた「短時間集中法」を思い出し試して見ました。
「よし、今から10分だけ集中しよう。そしたらちょっとお休みね!よーいスタート!」
一緒にストップウォッチを ピッとスタート。
時計には不思議な力がありますね、測っているとわかるだけで一気に集中してくれました。その後も何度も自分で測りながら勉強を始めてくれたので、何とも不思議です。
ご家庭でも、簡単なのでお試しください。キッチンタイマーでOK 100円ショップでも売ってます。5分から15分位で長くしないのがコツです。
上記のごとく生徒の気持ちは短時間で入れ替わります。あきらめずに何度もチャレンジしましょう。あんがい、あきらめるのが早いのは大人の方かもしれないですね、生徒は何度でも切替できます。

以下は師匠のお言葉です。
◇子どものやる気は、恒常的に続くものではありません。やる気は、紙風船と同じで、空高く打ち上げても必ず地面に落ちてくる、そういうものです。ですから、何回も何回も空高く打ち上げなければならないのです。
子どもがたまたまやる気になっているのを見て、安心してしまってはダメです。何回も何回もやる気を引き出すアプローチを心がけなければならないのです。
◇やる気を引き出すためには、当たり前ですが、やる気になる時を作ることです。そして、やる気を定期的に刺激して、やる気を保つことが重要なことです。
たまたまやる気になった時を見逃さずに、そのやる気を維持していこうとすることが、親としては大切なことです。それでは、子どもがやる気になる時とは、どんな時でしょうか。
1.子ども自身に本当にやりたいことが見つかった時
2.子どもが目標達成を意義あるものだと思った時
3.目標に向かって、やることが明確になった時
4.目標の達成が可能である時
5.子どもに目標達成のスキルがある時
6.子どもが目標達成の方法を選択出来る時
7.目標達成をした時のイメージが明確になった時
8.目標達成したら、他人の賞賛が大きい時
9.目標達成したら、親が喜んでくれる時
10.仮の目標を決定した時
◇他にもまだあるでしょうが、区切りがいいので、このぐらいにしておきます。
◇子どものやる気を引き出そうと思ったら、子どもの好きなことに注目するか、あるいは子どもに目標をまずは持たせることです。しかし、子どもの好きなことは、親にとってはあまり好ましくないことも多いものですから、そう考えると後者の子どもに目標を持ってもらうことが一番いいことかもしれません。そのためには、小さな目標を設定して、達成感とは物凄く気持ちのよいものだと思ってもらうことが一番早いと思います。
◇達成感を常に感じている子どもは、目標を持ちやすいし、目標に向けて努力しやすいようです。ということは、達成感を感じやすい教育環境を用意することです。
勉強だけの目標ではなく、毎日の習慣的なことでもいいですし、趣味的なものでもいいので、小さな目標を子どもに決定させて、達成感を味わってもらうように仕掛けていきましょう。そうすれば、目標に向けて動き出すかもしれません。しかし、1回の仕掛けで成功するなんて甘いことは考えないでください。
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