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子どもの変化は、どこに?

  • 執筆者の写真: 塾長 三角
    塾長 三角
  • 3月11日
  • 読了時間: 3分

子どもの変化は、どこに出ると思いますか。

多くの方は、まず「点数」を思い浮かべるかもしれません。

テストの結果。 順位。

通知表。


もちろん、

それらも大切な結果です。

でも実は、

子どもの変化はもっと早く、

もっと小さなところに現れます。


それは

目、姿勢、そして声です。


ある日の授業でのことです。


いつも教室の後ろで、うつむきながら問題を解いている中学生の男の子がいました。

プリントを配ると、まず小さくため息をつく。


鉛筆は持つのですが、手が止まる。


そんな時間がよくありました。


勉強が嫌いというより、

「どうせできない」

そんな気持ちが先に来ているような子でした。


だから最初は、無理に声をかけませんでした。


ただ時々そばに行って、こう声をかけるだけでした。


「途中まででいいよ」

「わかるところだけやってみよう」


それだけです。


するとある日、小さな変化がありました。


プリントを配ったあと、その子が少しだけ顔を上げたのです。


ほんの一瞬でした。


でも、それまでのような

「最初からあきらめた目」ではありませんでした。


そして数分後、ぽつりとこう言いました。


「先生、ここ…もう一回やっていい?」


声は小さいけれど、前より少しだけ前に出ていました。


たったそれだけのことです。


テストの点数が急に上がったわけでもありません。

満点を取ったわけでもありません。


でも、その瞬間に思いました。


「あ、変わり始めている」


子どもの変化というのは、ドラマのように大きく現れるものではありません。

むしろ、とても静かです。


顔を少し上げる。

姿勢が少し伸びる。

声が少し前に出る。


そんな小さな変化が、ある日ふっと現れます。


そして不思議なことに、その変化に一番早く気づけるのは、

学校の先生ではないことも多いのです。


それは、お父さんやお母さんです。


例えば、こんなことはありませんか。


「最近、机に座る時間が少し長くなった」

「前より質問してくるようになった」

「テストの話を少しするようになった」


そんな小さな違いです。


毎日一緒に過ごしているからこそ、気づける変化です。


ただ、多くの家庭で起こりがちなことがあります。


その小さな変化よりも先に、

どうしても点数を見てしまうことです。



「まだこの点数なの?」

「前とあまり変わってないね」


そんな言葉が出てしまうと、

子どもの中で芽生え始めていた小さな変化が、しぼんでしまうことがあります。


だからもし、ふと感じることがあれば。


「最近ちょっと違うな」


その感覚を、ぜひ大切にしてほしいのです。


子どもの成長は、いつも静かに始まります。


誰にも気づかれないくらい小さな変化から。


でもその小さな変化は、やがて大きな結果につながっていきます。


成績は、あとからついてきます。


だからもし、お子さんを見ていて


「最近ちょっと違うな」


そう思ったら。


その感覚は、きっと間違っていません。


子どもは今、

静かに変わり始めているのかもしれません。

 
 
 

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